「思うように筋肉が増えない」
「最初のころに比べて、筋トレの効果が実感できない」
と悩んでいませんか?
筋トレーニー共通の悩み、停滞期(プラトー)。
僕も一時期、筋肉が増えず、自分を責めたことがあります。
頑張った成果が実感できず、筋トレがつまらなくなるんですよね。
簡単に試せる、筋トレの停滞期を脱出する方法を5つ紹介します。
簡単だからこそ、試さなければ停滞し続けるかもしれませんよ?
書籍『科学的に正しい筋トレ 最強の教科書』
ブロマガ『パレオチャンネル』
筋トレーニーが停滞期(プラトー)を脱出する5つの方法
- 週の総負荷量を増やす
- 筋トレの負荷を毎回変える
- カロリーのバランスを見直す
- 休む
- 信頼できるエビデンスのあるサプリメントを飲む
筋トレの停滞期(プラトー)とは
筋トレの停滞期(プラトー)とは、筋肉の成長を実感できなくなる時期のことです。
体の変化が乏しくなったり、負荷の大きさや回数などの記録が伸びにくくなります。
思うほどの成果を出せないことでモチベーションの維持が難しいかもしれません。
しかし、停滞期は必ず脱出できますので、落ち着いて原因を考え、対策を試していきましょう。
目次へ戻る筋トレの停滞期はいつから?
停滞期は筋トレを始めてから3カ月くらいで発生しやすいです。
筋トレに慣れて、体の変化がわかりにくくなるころですね。
筋トレを始めて2週間から1カ月は、体の変化が目に見えるためやる気が出ます。
あらゆる習慣化で壁となりやすい時期が、6週間目です。
その壁を乗り越えて、淡々とできるようになるのが8週間目。
そして、筋トレ開始3か月後に停滞期に入ることが多いようです。
目次へ戻る停滞期の原因
筋トレの慣れ
同じ筋トレメニューばかりしていると、体が慣れてしまいます。
筋肉を育てるなら刺激が必須。
慣れによる刺激不足は、変化をつけて対策します。
栄養不足
筋トレの停滞期になる人の多くは栄養不足です。。
プロテインを飲み始める程度では足りません。
筋肥大を目指すなら、体重1㎏あたり1.6g以上のタンパク質が欲しいところです。
また、糖質(筋トレのエネルギー源)や脂質(テストステロンなどホルモンや細胞の材料)のバランスも意識する必要があります。
エネルギー代謝に影響するビタミンB群を筆頭に、ビタミンやミネラルも必須ですね。
つまり、今までの食生活では限界だから、停滞期になったのです。
休養不足
筋肉を十分休めていますか?
もしかしたら、筋肉の回復が追い付いていないかもしれません。
体の変化がトスクなったことに焦って、週4でハードな筋トレメニューを組んでいませんか?
最初のうちは週4でも成果が出ます。
筋トレ初期は余力があることと、筋トレでうまく力を出せないため、消耗が少なめです。
しかし、だんだん力を発揮できるようになると、体力の消耗が大きくなり、回復が追い付かなくなります。
疲れ切っているせいで、筋トレの成果が上がりにくくなっているかもしれませんよ。
目次へ戻る筋トレで停滞期を脱出する5つの方法
- 筋トレの週の総負荷量を増やす
- 筋トレの負荷を毎回変える
- カロリーのバランスを見直す
- 休む
- 信頼できるエビデンスのあるサプリメントを飲む
脱出法1 週の総負荷量を増やす
停滞期の脱出法の1つ目は、週の総負荷量を増やすことです。
「負荷を上げなければ筋肉は増えない」と思っていませんか?
間違ってはいませんが、負荷を上げるだけでは足りません。
総負荷量を増やすことで、筋トレの効果が上がります。
総負荷量とは、負荷×回数×セット数のことです。
ウェイトを重くすれば、総負荷量を増やせます。
しかし、器具がなくても、回数やセット数を増やせばいいのです。
筋トレの効果は週の総負荷量で決まります。
週1日だけ思い切り筋トレしても、
毎日ほどほどに筋トレしても、
週の総負荷量が同じなら筋トレの効果は同じなのです。
週の総負荷量を増やす方法は以下の通りです。
- 負荷を上げる
- セットごとの回数を増やす
- インターバルを十分とる(低負荷:1~2分 高負荷:2分以上)
- 1回の運動のスピードを8秒以内にする
- 関節を可能な限り伸ばす
週のセット数を増やす
僕は、週のセット数が大事と知って驚きました。
筋肉の回復のため、週2回3セットがベストだと思っていたためです。
オーバートレーニングにならなければ、1日5セットでも週6回でも筋トレしていいのです。
週の総負荷量に余裕があると、筋トレの効果が最高になりません。
あなたの筋トレスケジュールをもっとよくしたいと思いませんか?
脱出法2 筋トレの負荷を毎回変える
停滞期の脱出法の2つ目は、筋トレの負荷を毎回変えることです。
同じ筋トレメニューをしていると、体が刺激に慣れます。
刺激に慣れれば、今の筋肉でも対応できると思い込み、筋肉の成長が止まります。
人としての成長と同じですよね。
どんなことでも最初は大変ですが、だんだん慣れて楽になります。
人は楽を覚えると、その楽を続けようとします。
つまり、変化を拒むのです。
成長することは変化することなので、楽を続ければ成長しなくなります。
筋トレ慣れの対策は、『
ピリオダイゼーションとは、トレーニングごとに負荷を細かく変える筋トレ法です。
ウェイトトレーニングなら、セットごとに重さと回数を変えます。
1セット目は少し負荷を軽くして回数を多めにする。
2セット目以降は負荷を上げて、回数を減らす。
自重トレーニングなら、フォームを少し変えます。
プッシュアップ:「手の位置を変える(ナロー、ワイド、ヒンズー、
バック)」「体をひねる」「ボールをつかむ」など。
スクワット :「足の幅を変える(ノーマル、ワイド)」「重心を前後にずらす(ハイバー、ローバー)」「ジャンプする」など。
筋トレに変化をつければ、筋肉に加わる刺激が変わり、慣れを防げます。
オリジナルのバリエーションを考えるのも楽しいですよ。
脱出法3 カロリーのバランスを見直す
停滞期の脱出法の3つ目は、カロリーのバランスを見直すことです。
カロリー源である「糖質」「脂質」「タンパク質」は、偏りすぎると筋肉の発達を抑制します。
タンパク質、足りてますか?
タンパク質が足りないと筋肉を作れません。
鍛えている人の1日のタンパク質の目安は、体重1kgあたり1.6~2.2gです。
タンパク質は、いろんなものの材料になります。
筋肉だけでなく、臓器、皮膚、髪、ホルモン、酵素など、様々です。
筋肉を増やしたければ、十分なたんぱく質をとる必要があります。
しかし、タンパク質だけでは、筋肉の停滞期を脱出できません。
糖質や脂質が、筋トレのパフォーマンスに影響するためです。
糖質や脂質が足りないとエネルギー不足になり、筋トレで力を出し切れません。
タンパク質はエネルギー源になりません。
エネルギー不足になれば筋トレのパフォーマンスが下がり、筋肉の発達に必要な刺激が不足します。
つまり、筋肉の成長が止まります。
カロリーバランスを決める順番は、
- 推定総カロリー
- タンパク質(何g?)
- 脂質(全体の何%?)
- 糖質(不足分)
推定総カロリーは、日々の消費カロリーを基準に、目的で調整してください
日々の消費カロリーは、日頃の食事内容と体重の変化から計算してください
増量期なら基準値 +300kcal、減量期なら基準値 -300kcalが目安です。
1日の食事量には限りがあります。
消費カロリーをオーバーしすぎれば、太るだけです。
減量期でも増量期でも、カロリーバランスを見直せば現状を打破できるかもしれませんよ。
脱出法4 休む
停滞期の脱出法の4つ目は、休むことです。
筋肉が増えないことに焦って、無理をしていませんか?
もしかしたら、オーバートレーニングかもしれません。
休息が足りず、慢性疲労状態になっています。
筋肉は筋トレで傷つけた後に修復することで増えます。
修復が終わる前に筋トレしても、力が出ず、回数もこなせません。
ヒビが入った物に対して、そのヒビを治す前に別の日々を入れるようなものです。
結果、余計に疲れて、筋肉も減ります。
オーバートレーニングの目安は以下の通りです。
- 筋肉痛が72時間以上続いている
- 疲れているのに眠れない
- 朝(安静時)の心拍数が高い
- やる気が出ない
- 落ち着かない
- とてものどが渇く
- 以前と同じトレーニングができない
オーバートレーニング状態のときは、筋トレを休みましょう。
筋トレを1週間ほど休んでも、筋肉はあまり減りません。
以下を意識して、しっかり休養を取るとよいです。
- バランスの良い食事
- 体が温まる程度の軽い運動
- リラックスする時間の確保
- 入浴
- 十分な睡眠
「不眠なのに十分な睡眠なんてとれるか」と思うかもしれませんが、対策があります。
オーバートレーニングによる不眠は、身体ストレスが原因です。
アダプトゲン(抗ストレスハーブ)のサプリやハーブティーを飲むと、眠りやすくなります。
アダプトゲンの中でも効果と信頼性が高いのは『カヴァ』『アシュワガンダ』です。
NOW Foods, カヴァ・カヴァエキス、59ml(2液量オンス)|iherb
Jarrow Formulas, アシュワガンダ、300mg、ベジカプセル120粒|iherb
特にカヴァの効果が強め。
身体ストレスに効果があるため、いつもよりきついトレーニングをした時でも有効です。
ただし、作用が強すぎるため、常用には向きません。
僕は、どうしても眠れないときの常備薬代わりにしています。
脱出法5 信頼できるエビデンスのあるサプリメントを飲む
停滞期の脱出法の5つ目は、信頼できるエビデンスのあるサプリメントを飲むことです。
筋トレ用のサプリは多岐にわたりますよね。
しかし、信頼できるエビデンスのあるサプリメントは限られています。
エビデンスとは、科学的な証拠のことです。
つまり、停滞期を抜け出すためには、効果をちゃんと確認したサプリメントを飲む必要があります。
効果を信用できるサプリメントは、クレアチンとカフェインです。
たったこれだけです。
ほかのサプリとして、BCAAとかHMBとかを耳にしたことがありますよね。
しかし、信ぴょう性は低めです。
また、効果があっても限定的だったりします。
クレアチンは筋肉のエネルギー源の1つで、以下の効果が確認されています。
- 筋肉の疲労を防ぐ
- 筋肉量が増える
1日の適量は3g。
飲むタイミングは、いつでもいいです。
毎日飲むことが大切です。
カフェインは疲労感を抑えてくれます。
筋トレ中の疲労感が収まるため、最後まで力を出し切ることができます。
適量は体重1kgあたり4~6mg。
体重60㎏の人なら240~360mgです。
コーヒー1杯のカフェインが約100mgなので、かなり多めですね
飲むタイミングは筋トレの1時間前です。
筋トレの停滞期を脱出したいなら、成長に合った負荷を
筋トレの停滞期を脱出する方法を紹介しました。
- 筋トレのバリエーションを増やす
- 筋トレの負荷を毎回変える
- カロリーのバランスを見直す
- 休む
- 信頼できるエビデンスのあるサプリメントを飲む
筋トレの停滞期は、「今までの方法では足りない」という体からのメッセージ。
筋トレのレベルが上がった証なので、不安になる必要はありません。
今の体にふさわしいレベルまで、筋トレの質・頻度・栄養バランスを向上しましょう。
これ以上きつくしたくない?
今まで通りでは筋肉は今のままですけど、それでよろしいですか?
脱出法2 筋トレの負荷を毎回変える
停滞期の脱出法の2つ目は、筋トレの負荷を毎回変えることです。
同じ筋トレメニューをしていると、体が刺激に慣れます。
刺激に慣れれば、今の筋肉でも対応できると思い込み、筋肉の成長が止まります。
人としての成長と同じですよね。
どんなことでも最初は大変ですが、だんだん慣れて楽になります。
人は楽を覚えると、その楽を続けようとします。
つまり、変化を拒むのです。
成長することは変化することなので、楽を続ければ成長しなくなります。
筋トレ慣れの対策は、『
ピリオダイゼーションとは、トレーニングごとに負荷を細かく変える筋トレ法です。
ウェイトトレーニングなら、セットごとに重さと回数を変えます。
1セット目は少し負荷を軽くして回数を多めにする。
2セット目以降は負荷を上げて、回数を減らす。
自重トレーニングなら、フォームを少し変えます。
プッシュアップ:「腕の幅を変える」「足の位置を高くする」など。
スクワット :「足の幅を変える」「重心を前後にずらす」「ジャンプする」など。
筋トレに変化をつければ、筋肉に加わる刺激が変わり、慣れを防げます。
オリジナルのバリエーションを考えるのも楽しいですよ。
脱出法3 カロリーのバランスを見直す
停滞期の脱出法の3つ目は、カロリーのバランスを見直すことです。
カロリー源である「糖質」「脂質」「タンパク質」は、偏りすぎると筋肉の発達を抑制します。
タンパク質、足りてますか?
タンパク質が足りないと筋肉を作れません。
鍛えている人の1日のタンパク質の目安は、体重1kgあたり1.6~2.2gです。
タンパク質は、いろんなものの材料になります。
筋肉だけでなく、臓器、皮膚、髪、ホルモン、酵素など、様々です。
筋肉を増やしたければ、十分なたんぱく質をとる必要があります。
しかし、タンパク質だけでは、筋肉の停滞期を脱出できません。
糖質や脂質が、筋トレのパフォーマンスに影響するためです。
糖質や脂質が足りないとエネルギー不足になり、筋トレで力を出し切れません。
タンパク質はエネルギー源になりません。
エネルギー不足になれば筋トレのパフォーマンスが下がり、筋肉の発達に必要な刺激が不足します。
つまり、筋肉の成長が止まります。
カロリーバランスを決める順番は、
- 推定総カロリー
- タンパク質(何g?)
- 脂質(全体の何%?)
- 糖質(不足分)
推定総カロリーは、日々の消費カロリーを基準に、目的で調整してください
日々の消費カロリーは、日頃の食事内容と体重の変化から計算してください
増量期なら基準値 +300kcal、減量期なら基準値 -300kcalが目安です。
1日の食事量には限りがあります。
消費カロリーをオーバーしすぎれば、太るだけです。
減量期でも増量期でも、カロリーバランスを見直せば現状を打破できるかもしれませんよ。
目次へ戻る脱出法4 休む
停滞期の脱出法の4つ目は、休むことです。
筋肉が増えないことに焦って、無理をしていませんか?
もしかしたら、オーバートレーニングかもしれません。
休息が足りず、慢性疲労状態になっています。
筋肉は筋トレで傷つけた後に修復することで増えます。
修復が終わる前に筋トレしても、力が出ず、回数もこなせません。
ヒビが入った物に対して、そのヒビを治す前に別の日々を入れるようなものです。
結果、余計に疲れて、筋肉も減ります。
オーバートレーニングの目安は以下の通りです。
- 筋肉痛が72時間以上続いている
- 疲れているのに眠れない
- 朝(安静時)の心拍数が高い
- やる気が出ない
- 落ち着かない
- とてものどが渇く
- 以前と同じトレーニングができない
オーバートレーニング状態のときは、筋トレを休みましょう。
筋トレを1週間ほど休んでも、筋肉はあまり減りません。
以下を意識して、しっかり休養を取るとよいです。
- バランスの良い食事
- 体が温まる程度の軽い運動
- リラックスする時間の確保
- 入浴
- 十分な睡眠
「不眠なのに十分な睡眠なんてとれるか」と思うかもしれませんが、対策があります。
オーバートレーニングによる不眠は、身体ストレスが原因です。
アダプトゲン(抗ストレスハーブ)のサプリやハーブティーを飲むと、眠りやすくなります。
アダプトゲンの中でも効果と信頼性が高いのは『カヴァ』『アシュワガンダ』です。
NOW Foods, カヴァ・カヴァエキス、59ml(2液量オンス)|iherb
Jarrow Formulas, アシュワガンダ、300mg、ベジカプセル120粒|iherb
特にカヴァの効果が強め。
身体ストレスに効果があるため、いつもよりきついトレーニングをした時でも有効です。
ただし、作用が強すぎるため、常用には向きません。
僕は、どうしても眠れないときの常備薬代わりにしています。
脱出法5 信頼できるエビデンスのあるサプリメントを飲む
停滞期の脱出法の5つ目は、信頼できるエビデンスのあるサプリメントを飲むことです。
筋トレ用のサプリは多岐にわたりますよね。
しかし、信頼できるエビデンスのあるサプリメントは限られています。
エビデンスとは、科学的な証拠のことです。
つまり、停滞期を抜け出すためには、効果をちゃんと確認したサプリメントを飲む必要があります。
効果を信用できるサプリメントは、クレアチンとカフェインです。
たったこれだけです。
ほかのサプリとして、BCAAとかHMBとかを耳にしたことがありますよね。
しかし、信ぴょう性は低めです。
また、効果があっても限定的だったりします。
クレアチンは筋肉のエネルギー源の1つで、以下の効果が確認されています。
- 筋肉の疲労を防ぐ
- 筋肉量が増える
1日の適量は3g。
飲むタイミングは、いつでもいいです。
毎日飲むことが大切です。
カフェインは疲労感を抑えてくれます。
筋トレ中の疲労感が収まるため、最後まで力を出し切ることができます。
適量は体重1kgあたり4~6mg。
体重60㎏の人なら240~360mgです。
コーヒー1杯のカフェインが約100mgなので、かなり多めですね
飲むタイミングは筋トレの1時間前です。
まとめ 筋トレーニーが停滞期を脱出する5つの方法
- 週の総負荷量を増やす
- 筋トレの負荷を毎回変える
- カロリーのバランスを見直す
- 休む
- 信頼できるエビデンスのあるサプリメントを飲む