「筋肉を大きくするなら、筋トレは何回ぐらいがいい?」
「8RMから12RMがいいって聞くけど、ウェイトがない・・・」
筋トレで悩む要素の1つ、回数。
一般的には8~12RMの負荷を限界までするのがいいと言われています。
この定説、間違ってはいません。
しかし、絶対でもないようです。
筋肉を効率よく肥大化させる筋トレの回数について説明します。
筋肉を肥大化させたいなら、負荷・回数・頻度のバランスが大事
筋肉を肥大化させたいなら、負荷・回数・頻度のバランスが大事です。
負荷を上げたほうが、筋トレを短時間で終わらせられます。
しかし、低負荷だからと言って、筋肉を増やせないわけではないのです。
従来の筋肉肥大化の理屈:10RM前後の重さを限界まで
従来の定説では、以下の方法が最も筋肥大に適しているとのことでした。
- 負荷:10回くらい上げられる重さ
- レップ数:8~12回
- セット数:3~5
レップ数とは1セット当たりの回数のことです。
また、今までは筋トレは目的ごとに負荷が異なりました
- 筋力強化:1~5回が限界になる負荷
- 筋肉肥大化:5~15回が限界になる負荷
- 持久力強化:15回以上が限界になる負荷
それぞれ、レップ数は限界までです。
これらの負荷は、おおよそ間違っていません。
ただ、筋肥大化だけは、情報に不足があります。
筋肥大に関する最新理論:総負荷量
筋肥大化に関する最新の理論では、総負荷量が重要です。
総負荷量 = 負荷 x レップ数 x 週のセット数
(可動域も重要ですが、ここでは負荷に含めます)
つまり、高負荷でレップ数を少なくても、低負荷でレップ数を増やしても、筋肉の増え方は同じなのです。
目次へ戻る筋肉を肥大化させる筋トレの回数は限界 -1~4回
筋肉を肥大化させる筋トレの回数は、限界 -1~4回です。
つまり、筋肉を追い込むのではなく、少し余力を持って終わらせます。
「筋トレするなら筋肉を限界まで追い込め」という理屈もあります。
しかし、今では筋トレ初心者に限った話のようです。
筋肉を追い込むよりも少し余力を残したほうが、筋肉が増えたという論文もあります。(R)
筋肉に余裕があれば、オーバートレーニングのリスクも減りますね。
なお、なぜ初心者は筋肉を追い込んだほうがいいかというと、無意識に力をセーブしてしまうため。
全力を出してないのに「もう無理!」って気分になってしまうので、初心者は筋肉を追い込むつもりで筋トレしたほうがいいでしょう。
その他、筋肉の肥大化に役立つ知識
筋肉を効率よく肥大化させたいなら、気にすべき要素は回数以外にも多々あります。
例えばこんな感じ↓
- 特異的ウォームアップで狙った筋肉を温める
- マッサージやアクティブレストでアフターケア
- ピリオダイゼーションで慣れを防ぐ
- 関節の可動域を目いっぱい使う
- 1回8秒以内
- 低負荷高回数で体脂肪を燃やす
- クロノタイプを意識する
詳細は以下のページでご確認ください。
目次へ戻る筋肉を肥大化させたければ、少し余力を残せる回数にしよう!
筋肉を効率よく肥大化させる筋トレの回数について説明しました。
その答えは、「限界回数 -1~4回」です。
筋肉は追い込むよりも余力を残したほうが、総負荷量を上げられます。
筋肉を肥大化するなら、負荷とレップ数と週のセット数のバランスが大事です。
負荷とレップ数の関係を考えると、低負荷高回数のほうが筋肉を増やせます。
時間はかかるけど、じっくり筋トレしませんか?